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NEW コラム 2021.12.14

フォークリフトの主要4メーカー解説!特徴や最新技術は?

フォークリフトの購入を考える時、何を重視して決めていますか?

 

多くの方は、これまで使っていたフォークリフトと同じメーカーのものを選ぶのではないかと思います。

操作性など大きな違いがなく、同メーカーのシリーズでしたら安心して作業ができるので、新しいフォークリフトを購入する場合には通常の購入のやり方だと思います。

 

しかし、長年同じメーカーのものを使っていると、他のメーカーの新しい機能や特色に気付かないことも多いと思います。

現場によっては、他のメーカーの車両を選ぶことで今よりも作業効率や安全性が上がる場合もあるかもしれません

 

今回は、日本国内の主要メーカーを紹介しつつ、その特色を解説していきます。

今後、車両を購入する場合にそれぞれのメーカーの強みを知っておくことで、より最適な車両を選ぶ手助けになればと思います。

意外に多いフォークリフトメーカー!?国内主要メーカーは4つ

 

国内のフォークリフトメーカーは、

  • 株式会社豊田自動織機
  • 株式会社小松製作所
  • 住友ナコフォークリフト株式会社
  • 三菱ロジネクスト株式会社
  • 株式会社豊田自動織機トヨタL&Fカンパニー
  • 株式会社昭和フォークリフト
  • 株式会社ナカノ
  • 東海ニチユ株式会社

などがあります。

 

その中で、主要メーカーと呼ばれるのが、豊田自動織機、小松製作所、三菱ロジネクスト、住友ナコの4つとなっています。

豊田自動織機 フォークリフト世界シェアNo.1

【トヨタ】7FBE18 3段4.3Mフルフリーマスト フォークシフター付

2020年フォークリフトメーカーの世界市場シェア1位の豊田自動織機は、国内でもダントツの1位です。

なんと、国内シェア首位となるのは2020年時点で1966年から54年連続!

 

0.5tの小型から40t超の大型フォークリフトまでフルラインアップされており、エンジン式・電動式のどちらでも高い品質・性能を誇っています

先進的な技術も積極的に開発し、安心であり、環境にも優しい製品を数多く排出しています。

全国270拠点にサービス工場があり、トヨタブランドの信頼度が強み。

 

近年では、国外企業の買収も積極的に行っています。2012年にアメリカのカスケード社、2014年には台湾のタイリフト、2017年にファンダランデの買収を行いました。

 

三菱ロジネクスト株式会社 トヨタに次ぐ世界シェアトップクラス

 

国内で豊田自動織機に次ぐシェアを誇っているのが三菱ロジスネクスト株式会社

ニチユ、三菱重工業、ユニキャリア、TCMの4社が合併したできた企業のため、それぞれの会社の強みを引き継いでいます。

 

2020年の世界市場シェアでは、6.8%で5位となっています。

 

三菱ロジスネクストは日本輸送機株式会社(ニチユ)、三菱工業、ユニキャリア、東洋運搬機製造(TCM)の4社が合併し、2017年から三菱ロジスネクストに社名が変更されました。

 

  • バッテリーフォークを日本で初めて販売したニチユ。
  • 世界初のエンジン式ハイブリットフォークを開発し、エンジンフォークリフトの技術が高い三菱重工。
  • 高性能なガソリンエンジンを製造していたユニキャリア。
  • 国産初のエンジンフォークリフトを製造し、基本的な機械技術は多くのフォークリフトにも使用されているTCM。

 

それぞれの特徴を受け継ぎ、高性能なフォークリフトを製造しているのが三菱ロジスネクストです。

 

コマツ 建設機械の技術を取り入れた癖のないフォークリフト

 

2020年のフォークリフト世界シェア11位となったコマツ。

建設機械の技術が元となったフォークリフトで、取り扱いがしやすいと好評です。

 

中型から大型のエンジン車のラインナップが豊富ですが、近年ではバッテリー車にも力を入れているようです。

電子制御部品を自社製造・開発しており、インターネットで車両の稼働状況を把握できるKOMTRAX(コムトラックス)という監視システムを利用できるなど、他のメーカーにはない一味違ったサービスを利用できるのも特徴の1つです。

 

住友ナコ フォークリフト 高性能装備と頑丈さに定評

住友重機械工業とアメリカのハイスター・エール社が合併して生まれたフォークリフトメーカー。

 

リチウムイオンと鉛バッテリのデュアル電源車両やリーチ式フォークリフトの小回り制御、業界トップクラスの低消費電力化など最新装備が特徴的

さらに、アメリカ製品の頑丈さを併せ持った商品を多く輩出しています。

 

まとめ

国内主要フォークリフトメーカーの解説を行ってきました。

 

サービスや装備など、それぞれの特徴があるのがお分かりになったと思います。

実際の操作においては、メーカーによってはレバーの位置が異なったり、視認範囲が違ったり運転の感覚が変わることもあると思われます。

ご購入前に、機能面だけではなく、実際の操作性のご確認することをおススメします。

 

フジ自動車工業では、お客様の用途やご要望をお聞きして最適なフォークリフトをご提案させて頂いております。

気になるメーカーや車種がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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