NEW コラム 2021.12.16
【フォークリフトの基礎知識】アワーメーターとは?単位や見方を解説
普通自動車など、中古車を購入する場合に気になるのが走行距離です。
どれくらい走ったかで、その車両の状態をある程度予想できるのでとても重要な数値です。
実は、フォークリフトには走行距離が付いていません。
これでは、どのくらい使用されていたのか分からない!?
となりますが、フォークリフトなど重機には走行距離の代わりにアワーメーターなるものが付いています。
ここではアワーメーターとは何か?
中古のフォークリフトの購入を考える場合、アワーメーターをどのように参考にすべきかを解説していきます!
アワーメーターとは?
フォークリフトには自動車についている走行距離計は付いていませんが、代わりにアワーメーターと呼ばれる時間計測計が取り付けられています。
フォークリフトなどの重機は、走行距離よりもどれくらいの時間稼働していたかというのが重要なため、アワーメーターが採用されています。
走行距離と異なり、アワーメーターはエンジンがかかっている状態だとどんどん進んでいきますので、使用しない場合はエンジンを切るようにしましょう。
アワーメーターはどこにある?
普段乗り慣れている自動車などと違うため、フォークリフトに載りたての方の中にはアワーメーターがどこにあるのか分からない方もいるようです。
実際、アワーメーターについて質問されることも多いので、確認して頂ければと思います。
メーカーによって多少の位置は異なりますが、自動車の走行距離計と同じで運転席の見える場所に取り付けられているはずです。
数字が並んでいる横に、砂時計のマークなどが付いているものが多いです。
アワーメーターの見方は?単位を確認!
アワーメーターの見方を確認していきましょう。
アワーメーターの単位は、時(hour)となっています。
多くの場合、メーターは数桁の数字で表されていると思います。
小数点が付いて一番右に白い数字が付いているのではないでしょうか。
メーターには1/10の表記があると思われます。
これは、小数点以下の白い部分が10進法になっていることを表していて、数字が1進むと6分経ったことを表しています。
上の写真で言いますと表示が「6854.4」となっていますので、6854時間24分稼働していることを指しています。
中古フォークリフト購入時にアワーメーターはどのようにチェックする?
中古フォークリフトを購入する場合、アワーメーターの数字は状態を確認するための1つの目安となるのは間違いありません。
1000時間使用したものと100時間しか使用していないフォークリフトでは、使用時間が少ないフォークリフトの方が状態が良いと考えることができると思います。
しかしながら、中古フォークリフトを購入する場合、アワーメーターの数字だけで状態の良し悪しを判断することはできません。
フォークリフトなどの重機の中古車両を判断するのは、どのように使用され、いかにメンテナンスを行っていたかが重要になってきます。
定期点検をしっかりと行い、部品交換を行っているフォークリフトであればアワーメーターの数値が大きかった場合でも状態が良い場合があるのです。
中古車を購入する場合においては、アワーメーターを参考にしつつ、メンテナンス状況を確認するようにしましょう。
逆に、フォークリフトの買取を希望する場合、普段のメンテナンスをしっかり行うことで高値が付く可能性がでてくることを覚えておきましょう。
まとめ
今回はアワーメーターについて解説していきました。
知っているようで、実は見方が分からなかった!という方もいたのではないでしょうか?
中古フォークリフトを購入する場合、逆にフォークリフトを売却する場合に状態を確認するための1つの指標になりますので、アワーメーターをもう一度確認する機会になれば幸いです。
中古フォークリフトの購入をお考えの場合、アワーメーターの数字を確認するとともに、メンテナンス状態をしっかり確認して下さい!
フジ自動車工業では、中古フォークリフト購入のサポートを熟練スタッフがさせて頂いております。気になる車種がありましたら、ご気楽にお問い合わせ下さい!