NEW コラム 2021.12.17
ウォーキーフォークリフトとは?運転に免許や資格は必要?年次点検は?
フォークリフトのように荷役するときに使用されることが多いウォーキーフォークリフト。
フォークリフトと比べるとかなり見た目も違うのですが、ウォーキーフォークリフトってどんなものなのかしっかりと理解していますか?
荷物を運ぶための道具、というだけの理解だけで使用していると思わぬ事故、罰金を課せられることがあるかもしれません。
今回はウォーキーフォークリフトについて深掘り解説を行います!
目次
ウォーキーフォークリフトとは何?
ウォーキーフォークリフトとは、歩行操作式のフォークリフトを指します。
実は、世界のフォークリフトの30%ほどは、歩行操作式のフォークリフトだそうです。
コンパクトなボディのため、狭い通路やエレベーターに乗ることができるのメリット。
天井の低い場所での水平搬送や、ローレベルでの荷物の上げ下ろしがスピーディーに行えます。
簡単な操作!疲労度も少ない!
ウォーキーフォークリフトは操作が簡単。
手元のボタンとレバーで操作をして、1メートルを超える荷役が可能です。
さらにピッキング作業時に車両の乗り降りがないため、歩行数も減って疲労度も少ないと言われています。
ウォーキーフォークリフト運転には資格が必要?
リーチ式やカウンター式のフォークリフトに比べると、見た目は車両というよりも道具という感じのウォーキーフォークリフト。
そんなウォーキーフォークリフトですが立派なフォークリフトの一種です。
フォークリフトですので、運転にはフォークリフト運転資格が必要となってきます。
最大荷重1トン以上の場合 : フォークリフト技能講習
最大荷重1トン未満の場合 : フォークリフト特別教育
それぞれ講習(技能講習の場合は修了試験の合格が必要)を受けることで運転が可能となります。
フォークリフトの技能講習・特別教育について詳しい内容はコチラの記事で!
ウォーキーフォークリフトには年次点検が必要?
リーチ式、カウンター式のフォークリフトに比べたら運転席もないし、何だか年次点検は必要なさそうに見えるウォーキーフォークリフト。
ですが、運転に資格が必要であるのと同様に、ウォーキーフォークリフトはフォークリフトの一種であるため年次点検は必要です。
同じく、月次点検や作業前の日常の点検も必要になってきますので、不慮の事故を未然に防ぐためにも忘れないで点検を行うようにしましょう。
似ている?電動ハンドリフトとは?
ウォーキーフォークリフトと同じような形をしているものに、電動ハンドリフトがあります。
電動ハンドリフトは、パレットに載せられた荷物を運ぶ際に使われる機器。
フォークリフトとに比べると作業範囲は狭いのですが、荷役補助に大活躍します!
電動ハンドリフトはフォークリフトではない!資格不要です!
電動ハンドリフトは、フォークリフトではありません。
フォークリフトを定義すると、3つの要件があります。
荷物を積載するフォークなどを
上下させるためのマストを保有する
動力付きの荷役運搬用車両
以上のことから、電動ハンドリフトは3つの要件を満たさないのが分かると思います。
電動ハンドリフトでもマストがなかったり、マストがあっても手動で走行するハンドリフトはフォークリフトには含まれまれないということです。
よって、フォークリフトに分類されない電動ハンドリフトは、資格不要で作業を行うことができます。
まとめ
見た目はコンパクトでも、荷役に大活躍するウォーキーフォークリフトを解説していきました。
ウォーキーフォークリフトはフォークリフトの一種であるので、運転には資格が必要で、年次点検も必要だということを忘れずに!
日々の作業に活用して頂ければと思います!