NEW コラム 2022.01.07
【フォークリフト基礎知識】サヤフォークとは?用途や利用上の注意!
フォークリフトの荷役作業中、大きな荷物を運ぶときにツメの長さが足りない場合があると思います。
そのまま無理をして作業を進めてしまうと、荷物の破損やフォークリフトの横転などの可能性もあり大変危険です。
このようにフォークリフトのツメの長さが足りない場合に役に立つのがサヤフォークです。
ここでは、フォークリフトの基礎知識としてサヤフォークについて、どのようなものなのか、使用する場合の注意点などを解説していきます。
サヤフォークとは?
サヤフォークとは、フォークリフトのツメに装着する部品となります。
ツメに被せる筒状の形態となっており、名前の由来は刀の刀身を入れる鞘からきているようです。
サヤフォークを使用するのはどんな時?
サヤフォークは、荷物を持ち上げる時にフォークリフトに元々付いているツメだけでは長さが足りない場合に使用します。
元々付いているツメにかぶせるだけで取り外しが簡単なので、用意しておくと便利です。
サヤフォークの使用上の注意は?
サヤフォークを使用する場合、注意しなければならないのは元のツメの長さです。
元のツメの長さが短い場合に長いサヤフォークを装着すると、長いサヤフォークには空洞部分が長くなり、サヤフォークの破損に繋がります。
装着可能なサヤフォークは、元のツメの長さによって定められており、ISO規格では元のツメの長さの167%以内と規定されています。
<例>
1200㎜のツメには、約2000mm以内の長さのサヤフォークが装着可能
元ツメの長さ × 1.67 = 取り付け可能なサヤフォークの最大の長さ
まとめ
今回はフォークリフトのツメを長くすることができるサヤフォークについて解説していきました。
フォークリフトのツメだけでは大きな荷物を運ばない場合、無理をせずにサヤフォークを使用して、安全な作業を心がけて下さい。