NEW コラム 2022.01.08
フォークリフトの爪(ツメ)の長さの決め方は?サヤフォークの利用も!
普段乗っているフォークリフトですが、爪の長さを意識されているでしょうか?
フォークリフトの爪の長さは作業効率にかかわるだけではなく、重大事故防止のためにも最適なものを選ぶ必要があります。
今回はフォークリフトの爪の長さについて、解説していきます。
爪の長さ選びの参考にして頂ければと思います。
目次
フォークリフトの爪の長さを決めるための要素
フォークリフトの爪の長さは、現場やどのような物を運ぶかによって最適なものが決まってきます。
ここでは、フォークリフトの爪の長さを決める主な要因を解説していきます。
現場のスペース
狭い現場の場合、適切ではない長い爪を利用すると小回りが利かずに非効率的になり、それだけではなく事故の原因になる可能性もあります。
パレットや荷物のサイズに合わせる
普段使用するパレットの大きさや取り扱うものが長物かどうかを確認し、適した長さを選ぶ必要があります。
荷物の大きさによっては、持ち上げることができなかったり、重大事故につながる可能性もあるのでしっかり確認して下さい。
荷物やパレットを置く場所を確認する
荷物やパレットを遠くに置きたい場合、爪が長い方が便利です。
以上の要因以外にも、作業効率を上げるために爪の長さを調整すると良いでしょう。
少し長めの爪を利用することでトラックの積み込み時に中央に楽に載せることができるようになったり、荷台の側面にぶつからないように楽に置くことができるようになります。
現場に合わせた適切な爪の長さを選択して下さい。
フォークリフトの爪の長さの例一覧
フォークリフトの爪の長さは多くのラインナップがあります。
フォークリフトのサイズにより、爪の長さの種類は変わってきます。
(上記の表は一例となっています。)
フォークリフトの爪を長くすることのデメリット
フォークリフトの爪を長くすると大きな荷物を運ぶことができますが、その反面、取り扱うことができる荷物の重量は軽いものになってしまうことがあります。
これはフォークリフトの最大荷重と許容荷重を理解して頂くと分かると思いますが、簡単に説明すると爪が長くなり荷物の重心位置が遠くなればなるほど持ち上げられる重量は減ってしまうのです。
(参考記事:フォークリフトの最大荷重と許容荷重とは?購入時に確認すべきスペック)
現場に合っていない爪を使うことで作業効率が下がってしまうので、最適な爪の長さを選ぶようにしましょう。
一時的にフォークリフトの爪を長くするならサヤフォーク
普段は短い爪で十分ですが、一時的に長い爪を使いたい時、サヤフォークというアタッチメントを取り付けることで爪の延長をすることができます。
サヤフォークとは、爪に装着する筒状になっているもので、取り外しも簡単で手軽に爪を延長することができます。
元の爪で非効率な作業をおこなったり、適切な長さでなない爪で荷物を運ぶことで事故を起こしてしまう可能性もあります。
適切なサヤオークを利用することで、作業の効率化はもちろん、安全対策を行って下さい。
(参考記事:【フォークリフト基礎知識】サヤフォークとは?用途や利用上の注意!)
まとめ
今回はフォークリフトの爪の長さについて解説しました。
爪の長さは現場での作業効率に影響があるだけではなく、現場に合っていない爪を使うことで荷物の破損や事故に繋がるかもしれません。
今回の記事で正しい爪の長さを選ぶ意識を持って頂けると幸いです。