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フォークリフトのバックレストをご存じでしょうか？

これからフォークリフトの免許を取ろうと思う方や、フォークリフトについてあまり知らない方にとっては聞いたことがない言葉かもしれません。

今回は、フォークリフトのバックレストについてどんな役割のものなのか解説していきたいと思います。

フォークリフトのバックレストとは？

フォークリフトのバックレストは、フォーク（爪）の後方に設置された部品で、荷物がマストの後方へ落ちるのを防ぐための荷受け枠です。

バックレストの取付は省令で定められている

バックレストは、フォークリフトに必ず取り付けられています。

これは、もちろん安全性向上のためでありますが、厚生労働省の省令で定められているからです。

労働安全衛生規則 (バックレスト)

第１５１条の１８

事業者は、フォー クリフトについては、バック レストを備えたものでなければ使用し てはならない。ただし、マ ストの後方に荷が落下するこ とにより労働者に危険を及ぼすお それのないときは、この限りでない。 

バックレストは破損や変形が多い！？

荷物の落下を防ぐバックレストのため、重い荷物の衝撃によって破損や変形が多い部分でもあります。

荷物がズレてバックレストに衝突して破損したという例だけではなく、リフトを上げたまま移動してバックレスト部分を天井にぶつけてしまったという例もあります。

運転者の身の安全を守るためのバックレストですから、破損や変形があった場合はすぐに修理をするようにして下さい。万が一の場合に備えておくようにして下さい。

まとめ

今回は、フォークリフトの安全確保のために取付が義務付けられているバックレストについて解説していきました。

フォークリフトの各部分の名称や役割を知って、よりよい作業を心がけて下さい。