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NEW コラム 2022.06.24

【フォークリフト故障】エンジンがかからない!キーシリンダーの破損かも?

フォークリフトのエンジンをかける時、エンジン式でもバッテリー式でも行う動作がキーを回すこと。

フォークリフトに関わらず、車を運転する方にとっては当然の動作ですが、もしキーを回してもエンジンがかからなかったらパニックになってしまいますよね?

 

今回はエンジンがかからなくなってしまう不具合の原因の一つとなる、キーシリンダーの破損について紹介していきます。

キーシリンダーとは?

キーシリンダーとは、キーを差し込む部分の部品のことです。

 

キーシリンダーに鍵を差し込み回すことで、キーシリンダーの奥にあるイグニッションスイッチ(エンジンをかけるのに必要なスイッチ)がONになりエンジンがかかるのです。

 

もしキーシリンダーの内部が破損してしまった場合、エンジンがかからなくなるという不具合が発生してしまうのです。

キー周りが原因でエンジンがかからない場合

トヨタ中古フォークリフト【8FG25】

まずエンジンがかからない時に考える原因の一つは、キー自体が摩耗してしまいシリンダーが動かなくなってしまうもの

 

この場合は、スペアキーなどで動くか確認し、摩耗していないキーでもエンジンがかからないようでしたら、キーシリンダー自体の不具合を疑うようにしましょう。

 

キーシリンダーの不具合は、内部が摩耗してしまいシリンダー内部が動かなくなってしまうもので、キーが回らないというだけではなく、キーがシリンダーから抜けてしまうということもあります。

キーシリンダーの破損の原因は?

キーシリンダーの破損の原因で多いのが、別の車両のキーを差し込んでしまったり、その時に無理にキーを回してしまうことです。

 

そもそもキーと、受け皿になるキーシリンダーが合っていないのですから、エンジンがかからないと無理やりキーを回してしまったら破損につながっちゃいます。

 

他にも、普通自動車などではあまりない原因ですが、フォークリフトの場合は野外で作業することも多いため、雨や湿気などによって内部が腐食していしまうこともよくある原因となっています。

雨ざらしになっているフォークリフトは、できるだけカバーをかけるなどで対策が必要でしょう。

キーシリンダーの不具合のまとめ

キーを回せばエンジンがかかると大体の方は当然と思っているかもしれませんが、ある日突然キーを回してもエンジンがかからない、またはキーを回してもエンジンが止まらないとなってしまったらびっくりしてしまいますよね。

 

フォークリフトの故障の中には突然起こるということもありますが、キー周りのトラブルの場合についてはキーの摩耗や、キーのかかりが悪いなど前兆があることが多いです。

日々の点検の中で、キーやキーシリンダーの状態を確認することを意識してもらえるとトラブルの防止になりますので、ぜひ確認項目に一つ追加して頂ければと思います。

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